ひとり出版社夏葉社島田さん
ひとりで出版社をしている
夏葉社の島田さんのお話
初版は2500
それが顔がみえる範囲
SNSのフォローの数がいくら増えようとも
売上がその数に比例して増えるものではなく
いくらフォロワーが増えようとも
コアなところの人数に大した変動はない
多くなりすぎると
実体がなくなる
SNSで何を喋ればいいのかわからなくなる
それは、きっとどんな本を作ればいいのか
わからなくなると同じこと
話は翻って、だから2500
そもそも島田さんの仕事観は
大企業ができない企画をすること
他の人がしていないことをすること
さらに安パイ・安定に走らず
今の流行に寄らないこと
それらに走ること・寄ることは
つまらない仕事であり
閉じたものであり
そもそもお客を信用していないということ
アマゾンは便利で安くて
消費者にとっていいものだけれども
その先にあるものは
未来のわたしたちの職種の激減
出版社をはじめたのは
どこにも就職できなかったかららしいけれども
仕事をつくりたい
仕事をつくる
ということは
島田さんにとって
自分の居場所をつくることと同意語
また
仕事をつくること
居場所をつくることは
選択肢の多い社会をつくること
それも島田さんのやりたいことのひとつ
そんな島田さんが本屋に行く理由は
「新しいもの」を求めて
それは興味の範囲を広げていくこと
知らない本と出逢いに
島田さんは本屋にいく
アマゾンなどといったネットで
もちろん購入することはできるけれども
島田さんは本屋にいく
大資本にのみこまれたくない
といったような理由ももちろんあるけれども
それよりもなによりも
自分の身近な世界が
自分の好きなものであふれていてほしいから
だから好きなお店で買い物をする
それが自分の世界を好きなものであふれさせ続けることに繋がる
「関わりの中で仕事をしている」
と、島田さんがいっていた
「だから不況も関係ない」
とも
コミュニティと関わり
信頼関係を育み
関わりの中で仕事をしていくこと
どの言葉、考えも
よどみなくまっすぐに
自分の中に吸い込まれる
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