サンクチュアリ

最後にここを訪れたのは
どのくらい前のことなのだろう
くらい前なのに
その時と変わらずの佇まいと
ほんの少し前に会ったみたいに
声をかけられる
久しぶりの鎌倉

高みを目指すあなたへ
という言葉とともに
完璧主義者で理想主義者
であるがゆえの孤独のことについてなど
語られた

この人に初めてみてもらったとき
その人が話す事柄は
一体誰のことを話しているのだろうか
くらい、そのときの自分とかけ離れていて
また、それ以前に
わたしには未来があって
まだしばらく生きるのか…
と、なっていたけれども
振り返れば
そのときのこの人が
いっていたような今

高みを目指すことや
完璧や理想を求めることは
翻せば自分を受け入れられてないことで
目標を設定せずに生きるということが
どういうことなのかがわからない
と問うたら驚かれ
わたしはそのことに驚いた

この人の選ぶ言葉や
しつらえ雰囲気センスすべてが
やっぱりどこまでも好みで
いつ訪れても変わらない
その雰囲気と空間は
わたしにとって聖域に近しい






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