草摘み

草摘みをしたいと声をかけてもらって鎌倉に
道すがら、目につくものを伝えていく
草摘み、野草は漢字のとおり
野に生える草だから、平野や街中のあちこちに自生している
目的地は山だったのだけれども
山の中で、野草を見つけることはあんまりない
山はやっぱりキノコとか山菜
草を教えるだけなら、街中でもよかったのだけれども
草を摘んで食すとなると
人の家の庭はダメだし
かといって車がばんばん走っている道路脇生えているものも
となるので、鎌倉に住んでいた頃に見つけた場所のひとつをお伝えした。


ここにくるといつもわたしは裸足で歩いていたので
今日ももちろん裸足になって歩く
土のひんやりした温度や、土の固さが
足の裏からダイレクトに入ってくる
ほぼ眠っていない状態だったのだけれども
気がつくと身体が軽くなっている



久しぶりにこんなに緑の多い中に身を浸したなって
そのあまりの心地よさ、気持ちよさにくらくら


緑、植物があると
風が吹くと、木の葉が揺れて
いつもの日常耳にしている音とは違う音が聞こえてくる
鳥の鳴き声や、虫が動く音
人工物から遠ざかってこういったものの中に入っていくと
感覚がどんどん研ぎ澄まされていく


いろいろと目についたものをおつたえしたのだけれども
伝えて手を伸ばす草が人によって異なるのが面白い
そして、とっても納得


わたしは草の効用とかはそこまで頭にいれていなくて
それは、その人がそのときに回復、チャージしたほうがいいものを
摂取した草とその人の身体が反応を起こして
作用していくと思っているから
だから、同じ草を口にしても
ある人にとっては肌に効いて、別の人は胃腸に効くとか
そのくらい草もわたしたちの身体も万能だと信じている


だから、手にとる草が異なるのは
その人が本能的に、無意識的に今自分にとって必要な草を
きちんとわかっているからだと思う
だって、この草の効用は…
とか、そんなに説明していなかったもん

あと、ああ、その草、好きそうですよね
って、やっぱり、雰囲気とか性格がでるというか、わかる
その草の特性や、どういったところに自生しているのか
といったことと、その人の性質照らしあわせてみると
ふむふむ納得~!ってかんじで
草摘みっていつももくもくとひとりでやっていたのだけれども
人と一緒にすることで新たな発見いろいろ


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