琉球日記20190130

外国の人が、日本で
「さよなら」という言葉を耳にして
「そうならなければならないなら」
と訳したそうで
「このようにうつくしい言葉をわたしは知らない
 それは事実をあるがままに受け入れている」
という言葉も添えていたそう。

あまりにも普通に使いすぎてて
考えたことも、気に留めたこともなかった言葉。

そして、そのときに思い出したのは
先日訪れた沖縄のこと。

本当はもっとここにいたいのに
なんでわたしは自分はここを離れるのだろうって。

ただただ日々が過ぎ去っていく
日常のような非日常に満足して
伝えたかったこと
話したかったこと
やりたかったこと
すべてが置いてけぼりの中で
わたしは「さよなら」を
口にしていたのだろうか。

そもそも、最近
「さよなら」という言葉を
口にしているだろうか。

と、立ち止まって
自分の感情に蓋をするために
現実から目をそらすために
その言葉を口にしていない自分に気づく。

「さよなら」と口にすると
それで終わりみたいで
終わりにしたくないから
意固地なまでに「さよなら」を
忘れたふりして日々をやり過ごしていること
気づかされる。

地域によってお店に置かれている
商品のラインナップが違うのは
本屋においても然りの話で
今まで目にしたことのないような本が
ずらりと並んでいた沖縄の本屋さん。

どれもこれも気になるものが沢山の中
そのときのわたしが選んだ数冊は
本土とは違う空気と言葉に満ちてる。

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